災害時どうする?犬との避難!
2019年11月02日
災害が発生した時のことを考えていますか?
私は訓練士になる前、阪神淡路大震災の時に避難所などでボランティアをしていました。
また、訓練士になってからは平成12年3月31日の有珠山噴火で緊急災害時動物救護本部と連携してボランティアの指導や犬の世話をしてきました。
避難所と動物救護センターの両方を見てきた経験で書きたいと思います。
被災してしまったときは、先ず一緒に避難所に行きましょう。もし愛犬を自宅に置いたまま避難すると、すぐに戻れない時や2次災害に巻き込まれて連れ戻すことが出来なくなります。
犬と一緒に避難所には入れません!
吠えたり、排泄物の始末、抜け毛、臭いなどが問題になります。犬が嫌いな人やアレルギーのある人もいます。避難所は今後の不安や狭かったり、暑かったり、寒かったり、床が固かったりなどで、多くの方が余裕を失っておりトラブルが起きやすいの充分配慮しましょう。
また、避難所に入れない事もありますので公園にテントを張ったり、車で過ごす方も少なくありません。大型犬や多頭飼いの方は特に考えておいた方が良いと思います。
動物救護施設
設置までに数週間かかったり、大きな災害時ではもっと時間がかかる事もあります。ドッグフードや水、薬は備蓄しておきましょう。
施設では1頭ずつクレートなどに入りますので、日ごろからクレートトレーニングをして慣らしておきましょう。
避難時の持ち出し品
食料・・・ドライフード(最低でも3日分)、缶詰(食欲がない時用)
紙製の食器(水がない時用)スプーン、フォーク、ナイフ、缶切り、調理機器類
水・・・・最低でも3日分1日1頭あたり2~3リットル以上必要、水入れ、ポリバケツ
犬の身につけるもの
リード、首輪、予備のリード、首輪一式、犬鑑札、狂犬病注射済証、ネームダグ(飼主名・住所・携帯番号・犬名などを書く)
犬具
クレート、カバー、毛布などの敷物、バスタオル、タオル、お手入れ用品、ロングリード、つなぐための杭、ストレス解消用のガム、おもちゃ
愛犬の資料
血統書、愛犬の写真、迷子になった時のチラシ
日用品
ビニール袋(大・小)、新聞紙、ティッシュペーパー、食品用ラップ、スコップ、懐中電灯、ラジオ、時計、ライター、ガムテープ、文房具
テント一式(野外で避難する時用)、ビニールシート、ロープなど
救急セット
常備薬、フィラリア、整腸剤、フロントライン(ノミ・ダニ薬)、診察券、ワクチンの証明証、
愛犬の健康管理手帳(病気、アレルギー歴、食事、かかりつけの獣医名、飼い主の住所・氏名など)
消毒薬、包帯など
連絡先リスト
かかりつけの動物病院、愛犬仲間の携帯番号など